積木くずし真相 〜あの家族、その後の悲劇〜2005年もとうとう終わり。
更新ペースがだんだん空いてくるな⋯マズい。
さて、今日は昼から再放送していた上記のドラマについて。
'83年にTBS系で放映された「積木くずし」は、ニャンニャン後の
ベッド上喫煙写真で芸能界引退(当時)に追い込まれた、高部知子主演の
不良少女更正モノだ。元々、俳優の穂積隆信が自身の体験を元にした手記を
出版し、ベストセラーになったタイミングでのドラマ化である。
その最高視聴率たるや45.3%と、民放ドラマでは現在もブッチ切りの
数字を叩き出した怪物番組。非行や家庭内暴力といった社会現象が一般化
してきた当時の視聴者には、ピッタリのテーマだったようだ。
まあ正直、リアルタイムで観ていた時は「こんな酷い娘がいるんだ⋯」と、
素直? に受け止めていた。が、あれから20年以上経った今、裏の真相を
知ってかなりの衝撃を受けたのだ。まず、「積木くずし」を書いたあとに
本当の「積木くずし」が始まったという事実。
簡単に穂積家の動向をまとめると、
校内イジメと家庭内教育放棄により娘が不良化→更正→手記出版ベストセラー→
金に目が眩み、またも家庭内教育放棄→娘が再度不良化→
マスコミに叩かれ仕事激減→離婚→家庭崩壊→家族全員奈落の底へ→
娘が更正し頑張る→実の母親自殺→父親と同居→束の間の幸せ→娘が病気で死去
なんかもう、やることなすこと裏目というか。
お互いの意志疎通が全く出来ておらず、しかも親子で駄々っ子のような言動と
行動を繰り返している。結局はコミュニケーション不足が一番の原因だった
気がするが。そもそも手記を発表した時点で、娘にしてみれば「晒し者にされた」
という認識しか持てなかっただろうし。そこで金ばかりを追いかける浅ましい
両親の姿を見れば、絶望してグレるのもまあ分からなくもない。
それを理由にして逃げているのはおかしい、という考え方もあるけどね。
とりあえず、最後は家族全員が必死に生きていたという姿は伝わったので、
亡くなった娘と実の母親へはご冥福をお祈りしますが⋯。
さて、次にドラマとしての完成度。
これは素晴らしかった。父親役の舘ひろしを始め、娘役の安達祐実も迫真の演技。
そして何よりびっくりしたのが、母親役の杉田かおるである。
最近、何かとお騒がせのイメージがついている彼女だが、やはり子役から
培った演技力はハンパじゃないな、と。それについては安達も同様だが、
このドラマで俺の中にある杉田の株が急上昇したのは事実。
脚本については原作があるのでまあ何とも言えないが、
とにかく楽しめるドラマだったことは確かだ。
2月にDVD化されるらしいが、もう一回くらい観てみようかと思う。
ちなみに、本とドラマ化時の印税は、ユニセフに寄付されるという
テロップが番組の終わりに流れていた。マスコミ流のポーズかもしれないが、
一応参考までに。とりあえず、一見の価値アリのドラマです。
ていうか、これを書いている間に、いつの間にか年越ししてしまった('A`)
皆様、今年もどうぞ宜しくお願い致しますorz